「吉島忠男ドローイング展」のご案内 Information

「吉島忠男ドローイング展」のご案内

2023年6月21日配信







建築会館ギャラリーで「吉島忠男ドローイング展」が開催されます。

吉島さんは、1964年建築学科卒で高山の重要文化財吉島家住宅の7代目当主でもあります。

今回、A0サイズで34枚にも及ぶ伝説の卒業設計も展示されますので開催期間が短いですが、  機会がありましたら是非足をお運びください。
今回の企画は、佐藤光彦研究室で展示計画の一部と設営をお手伝いしています。


2023.6.26(月) ~30(金)
AM 10:00~PM 6:00(最終日 PM 4:00) 

主催者挨拶

飛騨高山の吉島家七代目当主である建築家吉島忠男氏は、現在は国指定重要文化財となっている吉島家住宅に生まれ育ちました。画才に恵まれた吉島氏は、民家調査をきっかけとして知己を得た建築史家・建築評論家伊藤ていじの導きもあって建築の道に進み、戦後日本建築の躍動期に様々なアーバンデザイン・地域開発構想に取り組むとともに、高山に戻ってからは、優れたデザイン感覚と伝統的木造建築への深い理解に基づいた数々の作品を設計しています。

吉島氏の長い設計活動を貫くのは、自らの納得がゆくまでひたすら図面を描き続ける姿勢です。その迫力あるショウドローイング、繊細な設計図、巧みなスケッチは、見る者の眼を奪います。本展覧会では、吉島氏の膨大な図面資料の中から、卒業設計をはじめとする若き日のドローイングを中心にご紹介します。

CAD時代の学生・実務家の方々には、吉島氏の図面をつうじて、手描き図面がもつ表現力、繊細さ、芸術性を再発見してほしいと願っております。なお、今回展示できなかった作品は、高山で皆さまにご覧に入れることを考えております。

              

吉島忠男ドローイング展実行委員会